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■ た

・炭素(C)
 利点:鋼の強度を上げる。
 欠点:延性(伸び等)と衝撃特性を損なう。溶接性を悪くするので添加量が制限される。


■ ち

・チタン(Ti)
 利点:鋼中にTiNを形成して溶接熱影響部の衝撃特性を改善する。
 欠点:多量の添加により衝撃特性を劣化させる。

・窒素(N)
 利点:窒化アルミ(AlN)を形成し、鋼の組織を微細化して衝撃特性を高める。
 欠点:添加量が多いと衝撃特性が悪化する。とくにひずみ時効硬化による衝撃特性の劣化を大きくする。

・超音波振動による圧縮残留応力の付与
 超音波により金属表面に圧縮の残留応力を発生させるもの。 (出展:溶接学会2002秋季大会講演集436、pp400−401)

■ つ


■ て

・低変態温度溶接材料
変態膨張が室温程度で起こるように作られた溶接ワイヤ。溶接棒もある。 10%Cr,10%Niが特徴で、組成はステンレス系なので、溶着金属は錆びない。 物質・材料研究機構(旧:金属材料技術研究所)が、日鉄溶接金属工業、川崎製鉄などと開発した。現状では川崎製鉄と研究しているらしい。 低温割れが起こりやすいようである。この割れは拘束度が高いほど割れにくいという研究結果が発表されている。

■ と

・銅(Cu)
 利点:強度を高める、耐食性を高める
 欠点:熱間脆(ぜい)性を引き起こすので、含有量を制限する必要がある。溶接金属の高温割れを引き起こす。

・豊田政男
大阪大教授。溶接強度。


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2002 T-Giken
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